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Shorts Series

1分AI英語 —
最新AIニュースの原文で、TOEIC 730 の語を覚える。

日本のAI系ショート動画はほぼ全部「日本語で要約」で、原文に触れません。 英語学習系はほぼ全部「教材のための英語」で、今日のニュースではありません。 このシリーズはその日に出たプレスリリースの実文を教材にします。 同じ英文を、意味を知る前知った後で2回聴く構成です。

再生リストで通して見る →

公開中の3本

それぞれ約50秒。英語音声は ElevenLabs、日本語はずんだもん×四国めたんの掛け合いです。
#01 / 2026-09-01
glimpse
= 片鱗(ちらりと見えること)
Their research capabilities also offer an early glimpse of how AI models will contribute to scientific progress.
出典:Anthropic 公式アナウンス(原文ママ)
考察:Claude Fable 5.1 は $10/$50 で価格据え置き。 ところがキャッシュ読み込みだけ75%下がって $0.25 に。 同じ文脈を何度も読み返すエージェント運用だけが安くなる、狙い撃ちの値下げでした。
#02 / 2026-09-03
flagship
= 旗艦(いちばんの主力)
GPT-6 Astra is OpenAI's new flagship reasoning model.
出典:CloudZero「GPT-6 Astra pricing」(原文引用)
考察:前の旗艦 GPT-5.6 Sol の $4/$20 から2.5倍に値上げ。 その $10/$50 は、前回の Claude Fable 5.1 と完全に一致します。 表の値段は揃い、違いはキャッシュだけ($1 対 $0.25 で4倍差)になりました。
#03 / 2026-08-26
capable
= ちゃんと使える(能力のある)
… the cheapest capable coding model the lab has shipped.
出典:MarkTechPost 冒頭一文からの抜粋(原文ママ)
考察:Z.ai GLM-5.3-Flash は $0.15/$0.50。 前2回の $10/$50 と比べると入力は約1/67、出力は1/100。 しかも320Bの重みが MIT ライセンスで公開されています。

この3語のまとめ

いずれも実際のニュース原文に出てきた語です。学習用にAIが作文したものではありません。
意味使い方つまずきどころ
glimpse片鱗 an early glimpse of ~≒ a brief look / a preview 「まだ完成ではないが兆しが見える」ときの定型。ニュース英語で頻出。
flagship旗艦/主力 flagship model / store / product≒ leading / top-of-the-line もとは海軍の「旗艦」。ビジネスでは「その会社の看板」を指す。
capableちゃんと使える the cheapest capable modelbe capable of ~ing / a capable manager 「可能な」と覚えていると読み違える。ここは「安かろう悪かろうではない」の意味。

3本を通すと見えること

入力価格(100万トークンあたり)。バーの長さは実際の比率です。
Anthropic Fable 5.12026-09-01 ・ 価格据え置き
$10 / $50
OpenAI GPT-6 Astra2026-09-03 ・ 前モデルの2.5倍
$10 / $50
Z.ai GLM-5.3-Flash2026-08-26 ・ 重みを MIT で公開
$0.15 / $0.50
西側2社が同額に並んだ直後、中国勢が入力で 約1/67 を出しました。
値段は、もう性能の証明ではなくなっています。
数字の扱いについて。 ベンチマークのスコアには、ベンダーが自社で測ったものが含まれます。 動画内でもその都度「自社報告」と明示しています(#01 の 52.6% は、その物差し自体が発表の5日前に公開されたものです)。 数字は鵜呑みにせず、自分の用途で確かめるのが確実です。

作り方 — 情報収集から投稿まで

実際にこの3本を作って通した手順です。2本目以降は1本あたり約45分(うち待ちが15分)。

ニュースを選び、英文を確保する

条件は3つ。48時間以内に出たもの、数字があるもの、前回までの回と繋がるもの。 3つ目が効きます。#01→#02→#03 が1つの物語になったので、再生リストと関連動画が実際に機能しました。

英文は必ず実在ソースから引用します。AIに作文させません。 ベンダー公式を最優先で WebFetch、403 で弾かれたら技術メディアへ。長さは8〜17語が目安です。

#03 は当初 variant を予告していましたが、対象記事に一度も出てきませんでした。 実際に使われている capable に差し替えています。存在しない語を教材にはできません。

台本を書く(尺は必ず超える前提で)

構成は固定です。カード1.5秒 → フック → 英語① → 単語 → 考察 → 英語②(反復)→ 次回予告。 考察は4つの小ブロックに割ります。1つのままだと画面が止まって離脱判定に引っかかります。

読み上げ用テキストと画面表示用キャプションを分けます七十五パーセント減(音声用)と 75% 減(表示用)のように。 分けないと字幕に漢数字がそのまま出ます。

初稿は毎回60秒を超えます(実測 71.5秒/65.3秒)。見積もりを信じず、合成してから削ります。

音声をつくる

英語は ElevenLabs(eleven_v3)。日本語話者2人が高めの声なので、 英語は男性声にして音域を離します。読み速度は 2.4語/秒に自動で正規化します (素だと3.24語/秒=学習には速すぎました)。

日本語は VOICEVOX。めたん speaker=2、ずんだもん speaker=3全行のモーラを出力して読みを必ず確認します。 「今日は」は kyou-HA と読まれるなど、確認しないと気づけない罠があります。

口パクとミックス

RMS振幅を4段階の口の形に変換します。VOICEVOXは音が小さいので3倍してから判定します。 開口率70〜80%が正常値です。

BGMはサイドチェインで台詞の下に沈め、loudnorm=I=-14:TP=-1.5 で整えます。 BGMは話ごとに別トラック(使い回さない)。この時点で音圧と無音の穴を測り、通らなければ先へ進みません。

画面をつくる(単一HTML+setTime)

1枚のHTMLに window.__setTime(t) を生やし、時刻を渡すと画面が決まる形にします。ビルド不要です。

守る規約:字幕の下端は y ≤ 1560(Shorts UIに食われる)、 要素を opacity:0 で隠さない(場所を占め続けて他を押し出す)、 キャラを常時バウンドさせない(素人臭く見える)。

レンダ前に必ずプレビューを目視する

主要ブロック10枚を出し、字幕の実座標・JSエラー数・画像404数を機械で測ってから、自分の目で見ます。

ここで見つけた欠陥:英文が本文と字幕帯に二重表示されていた/ チュートリアルのモーダル越しに撮っていた/バー内で文字が折り返していた。 1,600フレーム焼いてから気づくと全やり直しです。

レンダして、品質ゲートを機械で通す

フレームはJPGでディスクに書きます。PNGをffmpegにパイプするとWindowsで停止します。 1,600フレームで約60秒。

必須項目:尺60秒以下/音圧 −14 LUFS ±1.5/ピーク −1.0 dBTP 以下/冒頭0.5秒の輝度20以上/ 最長の静止3秒未満静止フレーム比率1/3未満

#01 は初回 静止85%・最長7.0秒で落第。背景に一定速で動く成分を足して15%・2.5秒に。 #02 も境界の3.0秒で落ちました。総合点では判断しません——採点を繰り返すと 54→66→67→60→53 と下がり続けた実測があるためです。必須項目を全部通したら出します。

サムネは「主題」と「得られるもの」を両方見せる

上帯にこの動画で何が手に入るか、中央に今日のニュース、下帯に覚える単語。 英単語だけを大きく置いた初版は、何のニュースか伝わりませんでした。

測る項目:平均輝度120以上(120未満はフィードで沈む。初版は116で落第)、 250px縮小での可読性要素の重なり。 バッジが見出しに乗っていたので、独立要素をやめて下帯に統合しました。サムネは引き算でしか強くなりません。

投稿して、チャンネルを検証する

YouTube Data API でアップロード後、oEmbed でチャンネル名を必ず確認します。 channels.list(mine=true) は upload スコープだと403で使えません。

過去に投稿先を確認せず個人アカウントへ上げてしまい、削除・撮り直しになったことがあります。 この検証は飛ばしません。

再生リストと関連動画をつなぐ

再生リストはAPIで作れます(force-ssl スコープが必要)。 関連動画はAPIから触れません。Studioの画面を Playwright + CDP で操作します。

同名動画は画面上で区別できないので、判別はサムネURLに入っている動画IDで行います。 保存後は必ずページを開き直して、値が残ったかを確認します。 繋ぎ方は順送りの鎖(#01→#02→#03→#01)にすると連続視聴に効きます。

踏んだ罠

どれもエラーを出さずに壊れます。作った本人が見ると「問題なく見える」のが厄介なところです。
このシリーズの打ち切り基準も決めてあります。 5本投稿して平均が既存シリーズを下回ったら中止、視聴維持率40%未満なら構成を解体、 24時間で50再生未満が3本続いたら題材選定から見直します。 AI・技術ニッチはこのチャンネルの過去実測で5〜6再生どまりだったので、 伸びない前提の検証として設計しています。