コレクション最大の部屋。 259枚 という数字が、 すでに何かを物語っている。 ここで分かるのは 「ヒーリング」というラベルは器であって、 ジャンルではない ということ。
Maksim Mrvica の派手なクロスオーバーピアノから、 Akira Kosemura のささやくような無音、 Anoice のポストクラシカル、 Druid のケルト・トリロジー、 Aukai のロンロン即興まで。 静かであるという共通点だけで、 内側は混沌としている。
ここに住む音楽は 「気分転換」 ではなく 「儀式」。 仕事中のBGMには使われない。 一人で部屋を暗くしたとき、 ようやく相手をしてもらえる。
Akira Kosemura・Anoice・Aukai の3人は、 名目上ヒーリングだが 音楽的には Bill Evans (Jazz) と Michelangeli (Classic) の隣にいる。 「ジャンルはタグであって地図ではない」 という当たり前のことを、 この部屋が一番強く教えてくれる。
Pianism Spine と Quiet Jazz Spine の合流地点。 Kosemuraは両方の脊椎を貫通する 結節点アーティスト。