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02

ヒーリング & ニューエイジ

Healing & New Age
Quies Animae
Essay · 部屋について

この部屋の 輪郭

コレクション最大の部屋。 259枚 という数字が、 すでに何かを物語っている。 ここで分かるのは 「ヒーリング」というラベルは器であって、 ジャンルではない ということ。

Maksim Mrvica の派手なクロスオーバーピアノから、 Akira Kosemura のささやくような無音、 Anoice のポストクラシカル、 Druid のケルト・トリロジー、 Aukai のロンロン即興まで。 静かであるという共通点だけで、 内側は混沌としている。

ここに住む音楽は 「気分転換」 ではなく 「儀式」。 仕事中のBGMには使われない。 一人で部屋を暗くしたとき、 ようやく相手をしてもらえる。

Akira Kosemura・Anoice・Aukai の3人は、 名目上ヒーリングだが 音楽的には Bill Evans (Jazz) と Michelangeli (Classic) の隣にいる「ジャンルはタグであって地図ではない」 という当たり前のことを、 この部屋が一番強く教えてくれる。

Sub-currents · 内部の支流

同じ部屋の中の 4つの支流

01. ポストクラシカル
Akira Kosemura・Anoice・Balmorhea・Aukai。 ECMジャズと現代ピアニズムの中間にある、 21世紀の静謐
02. クロスオーバー・ピアノ
Maksim Mrvica・Hayato Sumino (重複)。 古典の文法で大衆を捕まえる派手な系譜。
03. ケルト・スピリチュアル
Druid Trilogy・Celtic Fairy Lullaby・Ah Nee Mah。 ペンタトニックと女性ボーカルで、 部屋の温度を2℃下げる。
04. 自然+楽器ブレンド
Andrea Rongioletti・Aaron Amida Ang・Hennie Bekker。 Natureジャンルとの境界線にいる派閥。
Map · 音楽性の地図

アーティストを、2軸の上に置く。

↑ 動 / ACTIVE 瞑想 / STILL ↓ ピアノ ← → シンセ Maksim MrvicaHR Hayato SuminoJP BandariDE Akira KosemuraJP AnoiceJP AukaiDE/PE Hennie BekkerZA DruidUK BalmorheaUS
Featured Albums · 代表盤

8枚の 代表盤

Akira Kosemura
Diary 2016-2019
日本のポストクラシカル。 Bill Evans の呼吸を、 ピアノ独奏に折りたたむ
Aukai
Apricity / Chambers
ロンロン (アンデスの胡弓) の余韻。 砂漠のECMと呼びたい音色。
Anoice
Catalog
渋谷から立ち上がるドローン × 弦楽。 静けさの中の緊張
Druid
The Druid Trilogy Vol.1 (1990)
ケルト・スピリチュアル。 部屋の温度を2℃下げる。
Maksim Mrvica
Greatest Maksim (2009)
クロアチアの派手ピアニスト。 大衆の門を一段で上げた。
Balmorhea
All Is Wild, All Is Silent (2009)
テキサス・ポストクラシカル。 ピアノとチェロと砂塵
Aaron Amida Ang
Oriental Soundscapes (2021)
東洋的音色 × ヒーリング。 異国趣味の良性版
Hennie Bekker
Catalog
南アフリカ生まれのカナダ人。 1980年代型ヒーリングの生存者。
Cross-Genre Bridges · 脊椎との接続

Pianism SpineQuiet Jazz Spine の合流地点。 Kosemuraは両方の脊椎を貫通する 結節点アーティスト